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Nowhere To Hide 無宿モノの世界中ポートレート

アボリジニの村











パプアニューギニアでの業務オファーが来た際、帰りの飛行経路をどうしようか迷った。即ち、1週間のパプアでの業務の後、果たしてシーズンオフのタスマニアに戻るべきか? よくよく考えた末、オーストラリア本土の僻地、アボリジニという原住民の住む集落へ赴くことに決めた。

ここには、以前何度かブログに登場したことのある僕の親友トニーが、数年前からアボリジニ文化の仕事で住み着いている処だ。

最も近い都市、オーストラリアの北部に位置する人口約13万人のダーウィン、ノーザンテリトリー州の州都へ飛び、そこから更にプライベートセスナで飛ぶこと1時間半、ダーウィンから約300km離れている完全に隔離された町Wadeyeワデイ。ダーウィンで出会った数人に、このワデイに行くことを話しても、皆どこにあるかも知らない、または名前くらいは知っていても、何しに行くのかと心配してくれる。Dry Communityと言って酒を売ることが違法で、1件だけあるスーパーではダーウィンの約2倍の価格がついている土地なので、しこたま食料と酒を買い込んでワデイに向かった。

着陸と共に滑走路にたむろっていたトンビをひき殺し、今までに無い閑散とした赤土の大地に降り立った。海までは数十キロと比較的近いものの、クロコダイルが生息しているせいで泳ぐこともままならない人口約2500人のアボリジニが暮らす集落だ。道を外れるとユーカリ、アイアンウッドを優先種とする密林、川沿いはマングローブの森が広がる。白人は少数政府関係の業務のため目にするものの、アジア人はまるで見ない。閑散としたメーンストリート、白人が住む各家屋には車庫を始め頑丈なチェーンがかかっている。ここまで外界と隔離された場所は今まで始めてかもしれない。













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次回からドンドンアボリジニの人たちの写真も載せていきます。






















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by hideoku0413 | 2013-05-19 01:11 | アボリジニの町Wadeye