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Nowhere To Hide 無宿モノの世界中ポートレート

主題に対する情熱の持続 <ミャンマー>


















写真を撮るという行為は、ある程度受身的な要素を含んでいることを否めない。


もちろん、アングルや明るさを自主的な行為によって決めていることがあるものの、どういった作品に仕上がるかは被写体の魅力によるところが大きいと思う。


写真は何か一から創造することとは違う。被写体ありきの行為だ。
指先一つでシャッターさえ押せれば、もしかしたらまぐれで魅力的な写真になるかもしれない。絵画や版画などと比べれば、それだけ作品を造る時間と覚悟が必要ない作業だ。


僕にとって写真を撮ることは事実を記録することに等しい。それがアートと呼べるのかは疑問だ。なぜ事実の記録を残したいと思うのかは、やっぱりそこに僕がいいと思う魅力があるからだと思うんだが、それだけかどうかはまだわからない。悲しいが数打ちゃ当たる的な感覚も否めない。何故なら時間は待ってくれないからだ。どんどん魅力的な事実が過ぎ去っていってしまう。それが知らない土地、未知の文化圏だったりしたら尚更だ。


絵を描く人はどうやってそんなに一つの主題に向き合って集中力を持続させつつ描くことができるんだろうか。愛だったり情熱だったり憎しみだったりっていう想いがあるから描けるんだろうか。何を描くかにもよるか。そしてもし、写真と同様の絵画を描くとして、果たして僕は同じような画を一から想像することができるだろうか。




無理だろうな。


とりあえず写真でいいっす。





















主題に対する情熱の持続 <ミャンマー>_c0248100_1225618.jpg



























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by hideoku0413 | 2014-07-02 01:44 | ミャンマー