仏塔復興プロジェクト 10 資材搬入
復興プロジェクトの話は、波に乗ったらドンドン進む。
エンジニアとの話し合い後、僕のビザの猶予期間、雨季による作業停滞等も考慮して、できるだけ早く進めなければならないことがわかった。
もう待ってはいられない。とにかく始めることにする。自身での出費は覚悟の上だ。もうなるようになれ、という思いでどんどん日程を決めた。
こういう勢いがあると、物事というものは何かといい方向に進むものだ。いいニュースが入った。
仏教に敬謙深く、金持ちになったミャンマー人は進んで寺院に寄付して貢献する文化だ。今まで仕事上、ミャンマーの政府関係者、経営者等との人脈が多少なりともあることが幸いし、僕のプロジェクトを話した際に材料費の寄付をかって出てくれた人がいた。
本来、旧日本軍が破壊したものなので、僕を始め、日本人から寄付が募れば助かるなー、と思って進めていた。そのため、ミャンマー人からの寄付は想定外だったが、総工費がかさむと判明した今、時間の猶予の無い境遇では迷っていられない。救いの舟に乗らせてもらう。とてもありがたい。
早速材料の準備にとりかかる。通常であれば、エンジニアが材料も人手もすべて調達するものだが、知り合いの援助を得て少しでも安価に材料を注文する。
数日経って少しづつ現場に材料が搬入される。まだ何も形になっていないのに、もう何かをやり遂げた感がある。
何はともあれ去年の年末近くから始めた計画が、半年以上経ってようやく動きだした。
仏頭は静かに状況を見守る。
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by hideoku0413
| 2014-07-06 03:14
| ミャンマー仏塔復興プロジェクト