ヴォドゥンの儀式 1 <西アフリカ ベナン>
ベナン近辺が発祥とされる民間信仰のヴォドゥン。
奴隷として送り込まれたアメリカ南部やハイチなどでは一般にブードゥーと呼ばれる呪い信仰として今も崇拝されている。
前回の日曜日に立ち寄った村の人が、ヴォドゥンの祭りがあることを教えてくれた。
以前ヴォドゥンの写真を町中で撮ろうとした際に断られたことがあったので、写真は基本的にタブー視されているようだが、この辺で病院を建設している日本人は一応知り合いとして見なされたのかもしれない。何せ外国人のほとんど目にすることのない場所のため、珍しがられたことが幸いしたのかもしれない。
幹線道路から村への入り口に掲げられた精霊を形どった幕。
色んな精霊がいるようだが、このエリアではこの牛の角のある精霊が一般的のよう。地元の精霊の祭壇。
村の中心に位置する広場。ここで儀式が行われる。左のヤシの葉の囲いが、神が乗り移る儀式が執り行われる場所で、村人すら限られた役目をする人達以外、中に入ることはほとんど許されない。子供達は入り口に近寄ろうともしない。大人たちは子供たちにとって呪いや神憑りが恐ろしいこととして教えているんだろう。
そういえば何時頃から儀式が始まるのか聞いていなかったが、ちょっと早かったみたいだ。子供だけはやたら僕の周りに集まってくる。
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by hideoku0413
| 2017-06-13 06:14
| 西アフリカ ベナン