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カテゴリ:ナツメヤシ農園事業( 6 )

2016 ナツメヤシの仕事 2 修理作業













一年の中でも珍しく湿気のある時期のある朝、ヤシ畑が朝もやに包まれた。今回は約3週間滞在していたが、靄が発生したのはこの日だけだった。乾燥度合が強いオーストラリアでは、特に平地では朝日とともにすぐに消えてしまうことが多い。





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降雨量の少ないこの地域では、強い太陽光線からは避ける努力をするが、雨養生という概念はあまりない。この時期短時間に強く降ることがあったが、雨養生していないせいで、ドラム缶の中に雨水が入り込み、冷蔵庫に使うジェネレーターが故障してしまった。

メカや科学に強いBennyとともに原因究明と修理に取り掛かる。同じ液体だがガソリンと分離する水が明らかにタンクに入ってしまっていた。タンクを分解して乾かし、エンジン内に入った水を抜き修理した。















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この土地に住んでいるメンバーのDaveと地下水くみ上げポンプの修理。中のゴム製のベアリングがポンプの回転に絡まれて異常な圧力がかかってしまっていた。約60m深度にあるポンプに届くまで、16本つながっている4mのパイプを一つずつ慎重に取り出していく。結局Daveと2人で修理に4日間ほどかかってしまった。

こういうところに住んでいると、覚えることが多い。何でもとりあえず自分で修理しなくてはならないからだ。創造的なことができる場所にいる一方、多くの時間を修理に取られることになる。

ポンプの修理、ジェネレーターの修理、高所作業車のエンジンの修理、トラクターの電気周りの修理、フェンスの修理、タイヤの交換。どれも僕ひとりでやる訳ではないが、約3週間いただけでもこんなにも修理作業に手間どる。




















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by hideoku0413 | 2016-08-12 05:14 | ナツメヤシ農園事業 | Comments(0)

2016 ナツメヤシの仕事















今回も比較的ゆっくり移動してキャンプして知り合いの家に泊まって、タスマニアからオーストラリア中央にあるアリススプリングスまで約10日間かかった。

目的地のナツメヤシ農園事業。アリススプリングスから南東へ約80キロ程離れた場所が拠点。

1990年代に一人の牧場主から売りにだされ、既に育っているやく700本のナツメヤシを主な収入源としつつ、広い土地を利用してメンバー全員で共同体を作って行くのが狙いだ。

現在のメンバーは8人。全員が規定のメンバー費を支払うことで、自分の土地を分け与えられる仕組み。農業に長けている人物もいれば、何でも屋的な人物、創造的な工夫をする科学者的人物、音楽に長けている人物などそれぞれがこの土地で共同体を前進させるための活動を行う。僕はといえばもっぱら肉体労働する人物ってとこだろうか。何せ自分のできることでこの共同体に関わっていければいい。僕以外は全員アリススプリングスに在住のため、ここの農園に住みこんでいる人はほぼいない。

前回2015年9月ごろの訪問時とは季節が違い、今回タスマニアから訪れたのは5月終わりから6月の3週間。もうほとんどのナツメヤシ収穫と出荷が終わって後片付けや来年の準備にとりかかる時期になっていた。

暑さで体が慣れないが、必死で今までの遅れを取り戻そうと働く。剪定した枝の整理、無農薬栄養剤の散布、ナツメヤシの箱詰め。やることはいくらでもあるが現実的には作業人数が足りていない。まだまだ発展途上の農園だ。今後は太陽光を利用した電気設備、新たな地下水くみ上げポンプの設置等あるが、他からの環境的な影響をほぼ受けない遠隔地域で有機農法を貫き通した志のある事業だ。金銭の利益を優先しておらず、メンバーで話し合って方向づけできることができ、新しいことを取り入れつつ、今後の新しい世代に情報発信できる刺激的な場所だ。その一方、タスマニアから毎年通うことになる不都合さも実感している。


僕はと言えば、毎日前半に作業を張りきりすぎて汗だくになり、まだ陽の高い3時頃にはビールを飲んでしまう、、、。






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by hideoku0413 | 2016-08-11 06:03 | ナツメヤシ農園事業 | Comments(0)

ナツメヤシの仕事 4

















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3週連続で通うナツメヤシ農園の仕事。準備する資材も数日間泊まる用意も慣れてきた。町の知り合いの家に寝泊まりするのも快適だが、農園で毎夜寝床の横で火が焚けるキャンプ生活が恋しくなる。





















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今回はBenと私と、BenのパートナーのNridahも一緒に2台で出向く。Tamara Farmのメンバーの一人Nathanも参加しての作業をする予定。




















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前週に引き続き受粉作業。数百本あるナツメヤシの1本1本に対して限りある受粉期間中に見て周るには最低数人での作業が必要だ。




















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by hideoku0413 | 2016-01-21 16:12 | ナツメヤシ農園事業 | Comments(0)

ナツメヤシの仕事 3
















ナツメヤシの受粉を促すためにオシベを集め、乾燥させる作業。

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花粉を収集し、長いノズルの付いた器具に装着し、吹き矢のようにメシベを狙って吹きかける。

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この農場の元オーナーで、現Tamara FarmのメンバーのDave。気さくなオッサンだが、先祖は日本との貿易で財を成し、洋館が今も横浜に残っている。





















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by hideoku0413 | 2016-01-19 10:18 | ナツメヤシ農園事業 | Comments(0)

ナツメヤシの仕事 2















朝からディーゼルエンジンのジェネレータが故障したり、チェリーピッカーという高所作業車が故障する。農園では農業の事だけでなく、メカニックや雑務など何でもしなくてはならない。

私のために箱一杯のナツメヤシを梱包してくれる。去年完成した倉庫兼乾燥室。最低限のきちんとした設備が揃っている。





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by hideoku0413 | 2016-01-17 21:45 | ナツメヤシ農園事業 | Comments(0)

ナツメヤシの仕事 1














メルボルンから数千キロ走ってはるばるこのアリススプリングスまで来たのは、ただ目的も無しに旅をしに来たのではなかった。知り合いのツテを頼って、アリススプリングスから南東に80㎞程離れた砂漠の荒野の中に存在するTamara Farmと言うナツメヤシ農園の視察が大きな理由だ。

世の中色んな仕事があるが、私は今まで、そして現在においても、正規雇用という条件での仕事は稀だ。要するに1か所に落ち着く生活スタイルではなく、生活環境、仕事内容や雇用条件もその環境次第で変化する。拠点を築くことの必要性は強く感じるが、社会的に身軽さを保持したまま興味のある分野で活動することが私にとって意義のある生活だと思う。 

今後もそうした生活スタイルかと言うと不明だが、体力的に無理の効く年代にそういった生活をしたことが、自身のアイデンティティーにつながっているように思える。少なくとも自分自身の性格には合っていたとも言える。いささか多方面に手を付けすぎている感もあるが、限りある年齢的な可能性を有効に使いたいので時間的な無理は深く考えないことが多い。


Tamara Farmについては、数年前にタスマニアの知り合いから聞かされた。彼の息子のBenが面白いことをやっているから是非見に行ってみたらどうかと。

数十年前に以前の農場主によって築かれたナツメヤシ農園とその一角の敷地は、現在Tamara Farmという会社として独立した組織に譲与され、その中にナツメヤシ農園の管理業務として組み込まれているDesert Fruit Companyがある。まだ新しいその両組織は依然満足に機能はしておらず、マネージャーとして汗を流しているBenが現場をほぼ一人で管理している。

現在Tamara Farmの6名のメンバーの下、農園業務の他、敷地を有効に創造的に利用する計画が進んでいる。金銭的利益を得る目的では無いその事業に、僕も共同経営者の一員として加わることを前提に視察したいと考えここまで来た。

市内でBenと合流し、彼の車に荷物を積み込み農園に向かう。毎週3日ほど3週続けて農園での作業に手を貸す。






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Benが自身で作りかけのコンテナハウスに寝泊まりする間、僕はYartと呼ばれるモンゴル式ゲルの仮住まいに寝泊まりする。町から離れているだけあって、周り数十キロに人家は一切無く、携帯もネットも一切通じない場所だが、少量の太陽光発電には事欠かない。



















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背の高いヤシにスプレーする作業。有機栽培だが、White Oilと呼ぶ有機油を水で溶かした溶剤を散布する。有機油を葉の表面に塗布することによって、ハエなどの小虫が卵を産み付けられないようにするためだ。

散布機とつながっている溶剤のタンクは重いので、トラックの荷台に積み、私はそのトラックを適当な距離に保ち少しづつ移動するだけ。
















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by hideoku0413 | 2016-01-16 21:39 | ナツメヤシ農園事業 | Comments(0)