とぼけたヤツ <パプアニューギニア>
何だろうこいつは?
どっかで見たことあるような容貌だが、
この頭の悪そうで、しっぽの長い動物の正体は、オーストラリアに住む有袋類、カンガルーの親戚、Tree Kangaroo(キノボリカンガルー)だった。
カンガルーは草原を駆け回るイメージなので、どっかで見たことあるという印象だったが、よく見ると確かにカンガルーの風貌をしている。タスマニアでよく目にする小型のカンガルー、パディメロンが以前オーストラリア本土で数が減少する以前の子孫でもあるそうだ。その内、気候変動での砂漠化に伴い、ニューギニアの高地、熱帯雨林にも住み着くようになった。
こいつは飼われているせいもあって、特にのんびりしたやつに見えるが、オーストラリアでのカンガルーは元々捕食者が少なく、有袋類にとっては天国のような状態だったので、あまり脳みそが発達しなかったようだ。
ワニやヒクイドリや毒ヘビなどの危険な動物が生息するパプアニューギニアで、このようにのんびりしてて大丈夫かと心配になる程、とぼけたヤツに見える。樹上に逃げるようになっただけでも褒めてあげよう。
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by hideoku0413
| 2012-09-12 20:56
| パプアニューギニア