砂漠地帯への旅 10 オパールの町
オパール採掘のために拓かれた町、Coober Pedy。町の至る所でそこら中地面を掘り返し、そのまま放置されている合理的な町だ。この町の名はアボリジニの部族の言葉で「白人の掘った穴」を意味する。映画Mad Maxの舞台のような雰囲気を感じる。実際この町でも撮影されたそう。ここは原住民のアボリジニが暮らしてきたエリアとは違い、金に目のくらんだ西洋人が自分の欲望のために環境を壊しまくっているような土地に見える。大地に感謝するアボリジニの文化とは程遠い考えの下、西洋人とアボリジニが同居している。
着いた途端、埃の舞い上がる町の古着屋前の街角で、アバズレ風な西洋人とアボリジニ女性が口論をしている。激しく言い合ってそのうち路上の石つぶてを投げ出す始末。お互いを差別しつつ自分の主張を押し通そうとしている。こういう環境に住んでいると人々の精神にまで影響を及ぼすような気がしてならないが、個人的になぜかこういう雰囲気の土地は嫌いではない。
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by hideoku0413
| 2015-12-13 20:17
| オーストラリア 砂漠への旅