Nowhere To Hide

ベンの砂漠の家プロジェクト 2 アリススプリングス Papercrete工法















農園に仮住まいと呼べる以上の住処を海上コンテナで建造中のBenの家。

コンテナは鉄板でできているので、砂漠地帯の熱射によって室内は恐ろしいほどに暑くなってしまう。内装側はコンパネを張り付けてある一定の断熱を施すことができるが、外装は風雨に晒される心配がある。、、、、と思うが、オーストラリアの中央部のアリススプリングスは一定の季節に大雨が予想される以外にはほとんど雨が降らない。

そこでBenはコンテナの外装を変ったモノで作った。コンクリートならずペーパークリート。要するに紙を固めたモノだ。








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日本では湿気や雨が多いので利用するには限りあると思うが、極度に乾燥しているこのエリアではカビが生えたり腐ったりする心配はない。




















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断熱効果のあるこのペーパークリートで、Benは過去にアイスボックスも作った。町から持ち込んだ食材を保存するのに無くてはならない。




















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手順はまず大きなバケツに水。Benはこのペーパークリートのためにトレーラーを改造した。2㎥程の大きなバケツの中にある刃が、トレーラーの車輪のシャフトにつながっており、車で走り回ることによってバケツの中身がかき回される仕組みだ。



















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材料と効率化を図れる道具さえあれば比較的簡単に作れる。必要な材料は、水、そして廃棄される新聞紙、そこら中にある砂漠の赤土。強固さが必要であれば、コンクリートや小麦粉を混ぜる。今回は廃棄される賞味期限の過ぎた10㎏の小麦粉を数袋投入。これによって粘り気が出るそう。大量の水の割にはコンクリートも10㎏の1袋ほどでも入れると違いが出る。分量はかなり適当で目分量だが、水10に対して、土2、新聞2、小麦0.5、コンクリ0.5くらい。最終的に出来上がった際に水が多すぎれば塗布する際に手で絞ってでも使える。


















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後は車で数百メートル走るだけ。





















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と思ったが、走っている途中で排出口のホースが抜け落ちてしまい、全ての中身をぶちまけてしまった。中身が空になるまで気づかなかった。二人で顔を見合わせて大笑い。




















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ペーパークリートのいいところは再利用できるところ。このぶちまけた材料も、コンクリートの代わりに石灰を使えば、乾いてからスコップですくって水で戻せばまた使える。




















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やり直し。2回目は水圧で排出口のホースが抜けないように約半分くらいで水でホースも十分固定した。数百メートル走っただけで十分攪拌された。




















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後は手に取って、食いつきやすいように取り付けた針金のメッシュシートの壁にぶち当てていく。





















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思ったより施工に時間がかかるが、水が無料で使える農園で無料で手に入る廃棄される材料が主なため、安価に仕上がるのが何よりの特典だ。























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by hideoku0413 | 2016-01-26 20:25 | 自分で家を造る人達の生活